えごまの実を収穫するにはしっかりと乾燥させる必要があります。
乾燥していないと萼筒（がくとう）から実が落ちないため収穫効率が悪くなるからです。
しかし、今年は天候が不安定でえごま収穫を行う10月下旬には雨が続く日が多かったです。
そんな中、天候の合間を見ながらはたらくねっとさんの畑でえごま収穫です。
収穫の方法は色々ありますが、今回は刈り取った後すぐ叩いて落とす方式です。
はたらくねっとさんの畑は大きいので大変です。
芝刈り機でえごまの枝を根元から切り倒します。
切り倒されたえごまを集めビニールシートの上で叩いて落とします。
ある程度たまったらビニールシートに落ちた実を袋に入れていきます。
袋に集めたえごま実をふるいにかけて大きなごみを取り除きます。
大きなごみを取り除くとえごまの実が姿を現します。
大きなゴミを取り除いた後、次は唐箕使って軽いゴミを飛ばしていきます。
作業中、風が強くなってきたので飛ばしたゴミが舞い上がらないように風よけを作って作業を進めます。
唐箕を数回かけたえごまを今度は天日干しします。
えごまは収穫後の天日干しをしっかりすることがとても大切です。
収穫後のえごまの中には無数の虫がいます。
収穫後に天日干しをすることで、虫たちが逃げていくのです。
↑はえごまの中から逃げ出してきた虫たちです。
理想としては収穫後に最低でも3日は天日干しすることでほとんどの虫がいなくなります。
この工程を飛ばして袋に詰めてしまうと、えごまの中に虫が残ります。
虫はえごま実を食べるだけでなく糞もするのでえごまの質が落ちるのです。
また、その状態で水洗いなどをすると実の中で虫が死んでしまうのでのちの調整も大変になります。
収穫作業は数日かかりました。
綺麗に収穫されました。
山積みされた収穫されたえごまの茎です。
実はこの中にもまだたくさんの実が残っています。
天気が良い日が3日ほど続けば乾燥するので、そのあと叩くとボロボロと実が落ちるのです。
はたらくねっとの皆さんが頑張ってくれたおかげで沢山の飛騨えごまが収穫できました。
