岐阜県飛騨市のエゴマ・レディースのエゴマ畑でも収穫を行いました。収穫前日は雨が降っていましたが、当日は天気も良く、収穫日和です。
刈取りは刈払い機を使って先に済ませておき、刈り取った株を5~10本程度づつ束ねていきます。
刈取りと収穫は曇りや朝霧などで湿っている朝夕が適しています。種子が湿っていると脱実しにくいからです。
![刈り取ったエゴマ株](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-01.jpg)
同じ畑でも成長具合が違うので、出来るだけ同じ丈のエゴマをまとめていきます。
![えごま株を束ねる](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-02.jpg)
束ねたエゴマ株は8束毎まとめて並べて次の工程の準備をします。
![えごまの束をまとめる](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-03.jpg)
去年は同じ畑でかなりの不作でしたが、今年は種子もしっかりしていて豊作が期待できそうです。
![えごまの花穂](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-05.jpg)
えごまの収穫時期の見極めは非常に難しく、上記のように同じ花穂でも上と下で熟成具合が違います。畑全体を見て刈取タイミングを決めますが、この辺りは経験に基づく所も大きく、熟練の目利きが大切な所です。
エゴマの花穂は多いもので50前後の萼筒(がくとう)をつけます。この一つの萼筒に大体4粒程度のえごまの種子が入っています。
![えごまの萼筒と種子](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-06.jpg)
今年のエゴマは粒のしっかりした、良いエゴマです。
![えごまの萼筒と種子](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-07.jpg)
先ほどまとめたエゴマの束を、立ててまとめていきます。
![えごまの乾燥](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-10.jpg)
畑に均等に立てた棒に立てかけ、紐で縛り固定します。約1週間はこのままにして乾燥させるのです。
えごまの種子は軟らかく、鳥たちの大好物なので、鳥害防止用のテープを取りつけます。
![鳥害防止用ネットの取付](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-09.jpg)
今はまだ緑色ですが、脱穀する頃には抹茶色になっています。
![えごま収穫完了](https://hidaegoma.jp/aburae/wp-content/uploads/2015/10/1012egoma-11.jpg)
天気が続けば約1週間程度ですが、雨が続くと少々ずれ込みます。
次回は脱穀のレポートです。