エゴマのさまざまな呼び名

エゴマは飛騨産が一番
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日本でのエゴマの利用はとても古く、縄文時代の遺跡から種子がみつかり、食用にしていたことがわかっています。平安時代後期に作られた絵巻にもエゴマで財をなした長者の話があり、食用の油として重宝されていたことがうかがわれます。

岐阜県飛騨地方でも、昔からエゴマは「あぶらえ」と呼ばれ、食用油としてだけでなく、乾きが早い性質を利用して雨傘や雨合羽などに塗り、雨よけ目的などでも活用されていました。

そんなエゴマは、日本全国にあり、品種改良がされないまま、全国各地の土地で在来種として愛されています。

エゴマは飛騨産が一番

それぞれの地域で呼び名があり、
東北地方では「ジュウネン」「ジュウネ」「ジュネ」「ズネ」「ツブアブラ」
長野県北部、群馬県では「エクサ」「イクサ」
岐阜県飛騨地方では「アブラエ」
などと呼ばれています。

これらのえごまは自家採取となっていますが、自家受精だけでなく、他家受精もするため、同じ品種でも特性が一様ではなく、かなり成分などにも変異が見られる事が多いです。

その中で、日本で初となるエゴマ新品種「飛系アルプス1号」が飛騨市で登録されました。

飛騨地方で決められた方法で栽培されるエゴマは、高地で栽培される事で他の地域のエゴマよりも濃い成分が入っていると言う事も調査の結果わかっています。

地域によってさまざまな名前があるように、エゴマの成分にも地域差があるのです。

 

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