安全な食物を食べるならやはり「国内産」にしたいものです。
企業利益を最重要視したがための安全性の無視
上海の食肉加工会社が大手ファストフードのチキンナゲットに消費期限の切れた鶏肉を使用していたことは記憶に新しいですね。
カビが生えた牛肉や床に落とした牛肉なども当たり前のように商品に入れてしまう倫理観は目を疑うばかりです。
これは表面化した事例というだけであって、未だに大手食品企業は中国産、中国加工の食品を多く取り扱っています。
何故でしょうか?
答えは簡単でコストが安ければ安く提供できます。化学調味料と防腐剤で腐らない食品を大量に海外で作り日本で販売する。
わたし達消費者も食の安全には敏感になっていますが、手軽で安価かつ美味しいファストフードは食べたくなりますよね。
でもファストフードのような嗜好品を時々食べるのは「身体に良くない」事を意識しているので自己責任でもあります。
でもそれが嗜好品ではなく「健康になりたいため」に食しているものだったらどうでしょう?
それこそ「本末転倒」ですね。
健康になるために体に害のある食品を食べる。それが「国産」と表示されているからと信用していたのに、実は韓国や中国産だったら・・・
冗談のような話ですが、私たちは知らない間に食べてしまっている可能性があるのです。
「外国産」なのに「国産」と表示できるカラクリ
知っていますか?加工食品の場合、一部を除き原産国の表示義務がないんです。
今後、食品表示ラベルに「原産地」の表示が義務付けられていくとは思いますが、それが浸透するまでにはまだ数年かかるでしょう。
現在は「原産地」が海外でも日本国内で何かしらの加工を施せば「国産」と表示できるのです。
この手法を用いて日本国内には多くの「国産表示の外国製品」が溢れています。
価格の安い「国産」には気を付けて
企業努力や国内生産での効率化を図ることで低価格を実現している食品も数多くあります。
しかしそれ以上に制度の穴をうまく利用した「偽装国内産」の方が多いのが事実です。
効率よく大量生産を行うため農薬の大量使用され作られる野菜や果物。
いつ収穫されたかもわからない食品でも腐らせないため防腐剤を大量投与し加工されてしまえば調べる事はできません。
何度も繰り返される「食品偽装」により外国産の食品(特に中国産)に私たち消費者はNOを出しました。
しかし最終調整のみ日本国内で行い「国内産」として販売されてしまうなら私たちは何を信用すればよいのでしょう。
大切なのは「原産地」表示があるかないか。
国産とうたって販売されている商品を購入しようと思ったら、タイトルで信用せず「食品表示」を確認しましょう。
もし「国内加工」などと表示されていて「原産地」表示が無い場合、99%原産地は海外です。
ネットで購入する場合などは商品を手に取ってみることができないので、サイトに載っている商品情報を確認するしかありません。
しっかりとした情報が載っている場合はいいですが、そうでない場合は販売者に問い合わせすることをオススメします。
外国産が悪いわけではなく、使い分けが大切
しかし、外国産がすべて悪いわけではありません。
先に書いたように「ファストフード」などの嗜好品を時々食べるのまで制限するのは人間として生きている楽しみを削ることになります。
大切なのは「使い分ける事」です。
地中に埋めて1週間しても腐らないハンバーガーだって「毒」が入っているわけではありません。
毎日食べるのはオススメできませんが時々食べるなら身体への影響は意識する必要はないでしょう。
ただし、それは時々食べる場合なら・・・・です。
健康のために毎日食べる食品は絶対国産にこだわるべきです。
例えば「えごま」
えごま油やえごま実は毎日摂取することで体内改善に役立てるものです。
目的は「健康」や「美容」色々ありますが、毎日継続して食べることが大切なものです。
毎日食べるものだからこそ、その品質にはこだわりを持つべきです。
どこでいつ栽培されたものなのか、それをどのような搾油方法で油にしたのかなどは確認すべきです。
特にえごま油は搾った時点から酸化が始まります。
さすがに賞味期限の表記がない製品は今は無いと思いますが、あまりにも安い国産油や情報が明確でない商品の場合、自己防衛のためにも確認はしましょう。