水洗い後、乾燥を終えたエゴマは最後の工程「選別」作業に入ります。
この作業がえごまの収穫で一番大変といっても過言ではなく、唐箕(とうみ)や水洗いでも除けない雑草の種や虫、フンなどを目視で取り除く作業です。
選別作業は「よりわけ」と言い、これは「選り分ける」からきていて、作業の際に「あとはよりだけや」とか「よらなあかん」と言う感じで使います。
乾燥を終えたエゴマが持ちこまれます。
準備されたエゴマを机の上にあるタライに入れます。
選別に使う箱にあまり多くエゴマを入れてしまうと見落としてしまうので、少しづつ入れての作業です。
えごまに残っているゴミを除いていきます。綺麗になったエゴマは右のタライに入れていきます。
時には会話もありますが、目と手だけは精密機械のごとくエゴマをとらえています。
この作業を終えると、市場にでていく最終工程なので神経を張っています。
えごま専用の道具入れ
選別されたエゴマは、子袋に分けられます。あと一息です。
小分けされたエゴマの封印されます。やっと完成しました!。
えごまの栽培から収穫は全て手作業で行われます。完全無農薬だけでなく、収穫後の水洗いから選別までと、とても手がかかっています。
飛騨地方の農地は標高が高く、寒冷地という厳しい土地です。
飛騨エゴマはそんな厳しい土地で生き抜くために変化した在来種です。栄養素が凝縮されている理由は厳しい自然環境のおかげなのです。