生エゴマと煎りエゴマの違い

煎りエゴマ
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エゴマは、シソ科の植物です。

栽培中のエゴマには独特の臭いがあり、この臭いを嫌う野生動物(シカやイノシシ、猿など)に荒らされないというメリットがあります。これはペリラケトンという芳香物質によるものです。

韓国では食品としてメジャーなエゴマ葉が日本であまり定着しなかったのは、この独特の香りのせいだとも言われています。
私はエゴマの葉を醤油漬けにしています。すると香りも落ち付き、とても美味しくなります。

参考レシピ:

では、えごまの実(子実)はどうでしょうか?
まず、最初にえごまの実は、収穫後の「調製」にどれだけ手をかけているかで味や栄養分に差がでます。水洗いをして実についた汚れを落とし、しっかり乾燥をしていないと、カビや苦みがでてしまいます。

えごまの実は、えごま葉のように強い香りなどはなく、そのまま食べると「ポリポリ」と歯ごたえがあります。しかし殻は消化されにくいため、栄養を考えて食べる場合は、すり鉢やミルで粉砕して食べると吸収もよくなります。

このように生でも食べる事ができるエゴマですが、私のおすすめは「煎りエゴマ」です。
気をつけなければいけないのは、煎る時の温度です。あまりの高温で煎ってしまうと焦げやすいだけでなく、えごまに180度以上の温度を与えると、折角の栄養分が破壊されてしまうからです。

煎りエゴマ

えごまを煎る時は、低温で煎ります。香ばしい匂いがでたら完成です。この時点で焙煎されて匂いだけでなく、味にもコクがでて美味しくなります。

そのまま実をご飯やうどんなど入れて食べても美味しいですが、細かく砕き五平餅などにすると格別な美味しさです。

えごまの実を食べるなら、煎りエゴマがオススメです。

健康のためのエゴマの摂取量ですが、えごま油の場合はスプーン小さじ1杯、えごま実の場合はスプーン大さじ1杯となります。

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