えごま油は飛騨地方では「あぶらえ」と呼ばれ、シソ科の植物で大葉とよく似た葉をもつ植物です。えごま油の原産地はインドや中国雲南省の高地とされており、紀元前1万年以上前から栽培されていました。中国や韓国などの大陸から様々なものが伝わった時代に、日本にもえごま油が伝わってきました。また、えごま油を「じゅうねん」と呼ぶ地域もあります。
日本では1万年~5500年前の遺跡の数箇所で栽培されていた痕跡が見つかっており、それらの記録からえごま油は日本最古の油脂植物として捉えられています。かつて、えごま油は様々な用途で使われ、油と言えば「えごま油」と言われるほど人々の中で身近な存在でした。
宮中をはじめ八幡宮などでは、灯明油や塗装用の油(傘の防水など)として利用されたり、大化の改新の頃には油を税金のかわりに納めたりしていた後、食用の油として使われるようになっていきます。
しかし、中世・安土桃山時代にはまだ油は高級品であったため、食用油としては貴族などの一部の人にしか使われていない状況でした。江戸時代に入ってから中国風の料理が一般的に広まり、それと同時に庶民にもえごま油が食用として広まっていきました。
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口通り滑らかで食べやすい味わいは、お子様からご年配の方まで幅広い層におすすめです。歳暮など贈答品として贈る際に最適なえごま油のセットは、3本セット・5本セットをご用意しています。