唐箕マシンで軽いゴミや殻を飛ばしたエゴマの実ですが、種子の表面には泥や砂、細かいほこりが残っているので、水洗いをしてきれいにします。
水洗いで準備するもの
1、水槽(40リットル程度のもの)漬物用の桶が適しています。それを2つ以上(3つあると作業は楽です。)
2、網かご(えごまの実をすくえる目の細かいもの)とザル
3、ネット(寒冷紗)目の細かいもの、エゴマを乾燥するのに使用します。
4、2層式洗濯機(無くてもOK)
5、4がある場合、エゴマをいれて脱水できる目の細かいネット
作業手順
まず、土や砂を洗い落とすため、水を張った水槽にエゴマの実を入れます。
入れる量の目安としては、40リットルの水なら2キロ程度のエゴマの実をいれます。
棒を使ってよくかき混ぜる事で、重い土や砂が水槽の底に沈みます。エゴマの実は油を含んでいるので浮きます。
大体3分程度かきまぜたら、網かごでエゴマをすくい上げ、隣の桶に移します。
隣に移したエゴマも同じように棒を使ってかきまぜます。このように桶を変えながら最低3回は水洗いします。
気をつけなければいけないのは、あまり長時間えごま油を水に浸けていると、水を含んで重くなるだけでなく、殻も軟らかくなるので潰れやすくなってしまうので注意しましょう。
水が濁ってきたら一度捨て、水を入れ替えます。
このようにエゴマの実の表皮についていた泥や砂、重いゴミなどがより分けられました。
水洗いしたエゴマの実は、そのまま寒冷紗などの上に置いて乾燥させるのも良いですが、その前に脱水機に入れる事で良く水が切れます。
最近あまり見かけなくなりましたが、昔ながらの2層式洗濯機だと脱水機が分かれているのでオススメです。
目の細かいネットにエゴマの実をいれて3分程度脱水するとその後の乾燥が断然早くなります。
水分を含んでいると、殻が破れやすくなるので、水洗いの後の素早い乾燥は大切です。
エゴマの実の乾燥は水はけを良くしなければいけないので、ビニールシートなどは通気性が良くないので使用しないほうがよいでしょう。乾燥用の「せいろう」と「寒冷紗」を使います。
水洗い後の乾燥が不十分だと、カビが生えて苦くなってしまうので、十分乾燥させます。脱水機をつかって、天気の良い日であれば半日程度で乾燥できますが、1日だけではなく2日間は乾燥させます。
乾燥中のエゴマの実ですが、赤い丸の部分に気になるものがあります。
ズームしてみると、エゴマの実の中に、雑草の種が混じっています。
除草はしっかりしていましたが、さすがは雑草ですね。数は少ないですが取り除かなければいけません。
水洗いと乾燥が完了した後は、一番大変は「調整」作業になります。この作業を終えて、製品となります(*^▽^*)
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