えごま油の搾油方法

スポンサードリンク

えごま油のオメガ3(α-リノレン酸)の含有量は60%以上あります。

これは、他の油に比べて断トツに多く、日本人の一日必要摂取量を少量で摂取できる事を意味しています。

成人した日本人のオメガ3(α-リノレン酸)の必要摂取量は、1日2.0~2.9グラム以上です。

えごま油のオメガ3含有量は60%以上なので、小さじ1杯(4グラム)となります。

ただ、同じえごま油でも、原料の産地や搾油(さくゆ)方法によって成分量が変わってきます。

油の搾油方法同じえごま油でも、どのような過程で精製されているかがとても大切なのです。

搾油方法

圧搾法

昔からの方法で、油圧機を使ってゆっくりと圧をかけ、油を摂りだす、別名「玉締め法」
これは時間がかかるだけでなく、搾りカスに油分が残ります。
また、一度に搾油出来る量が限られているため、時間と手間がかかります。

しかし、この玉搾りの搾油方法は後述する「スクリュー式搾油」や「抽出法」のようにえごまを粉砕や薬剤などのストレスによる不純物が入らないため質の良い油が抽出できます。

手間もかかり搾油量も少ない玉締め圧搾による油は上質ですが価格も高くなってしまうのです。

飛騨えごま本舗のえごま油も当然玉締め圧搾です。

飛騨えごま油完成

エキスペラーと呼ばれる、スクリュー式搾油機でスクリューを回転させ遠心力を利用して搾油する方法
これは連続して圧搾する事が可能で、原料の投入、搾りカスの排出が自動的に行われるので、非常に効率がよく、大量搾油が可能です。
また、原料の油分も玉締め法にくらべ、多く搾れますが油分は残ります。
「連続圧搾法」とも呼ばれています。

抽出法

これは油を溶かす有機溶剤を使用し、油を抽出します。
この方法は効率がよく、油分もほぼ完全に抽出する事ができます。

しかし、有機溶剤を除去する過程で蒸留するため、熱に弱い栄養素などが破壊されてしまいます。

産地などでも成分量が変わりますが、やはりその搾油方法でえごま油の成分内容が大きく変わります。

購入する際は、搾油方法などが明確に返答してもらえる販売店で購入することをお勧めします。

スポンサードリンク