暑かった夏も10月に入り飛騨地方は朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
同じ飛騨地方でも高地にある高根(野麦)では10月初旬にすでにえごまの収穫が終わりました。
少し時間差があり、高山市内では今からが収穫の時期となります。
そんな中、飛騨高山あぶらえ研究会で「目揃え研修会」が行われました。
今年は去年よりえごま(あぶらえ)を栽培する方が倍以上に増えたこともあり栽培から収穫までの手法を研修していきます。
収穫方法を一通り研修した後、場所を移して選別の研修です。
収穫後の唐箕(とうみ)による軽いゴミ除去、水洗いによる泥や土などの重いゴミ除去などの手法を研修します。
飛騨地方では昔からえごま(あぶらえ)を常用食として食してきた歴史があります。
昔は多くの農家でえごま栽培をしていましたが、収穫手間や収穫後の調整などが面倒な事から収穫量が減っていました。
自分の家で食べるだけの量を在来種として受け継がれた実を使って栽培している方が多いです。
研修中もそれぞれの収穫や選別方法などの情報交換が行われていました。
今年は雨が多いので収穫タイミングがシビアですがどれぐらい収穫できるか楽しみです。