早いもので8月も下旬になりますね。
今年は暑すぎるのは困りものですが、概ね天気も良く、えごまも順調に育っているように感じます。
ただ、えごまの成長にはあまり暑すぎるのは良くないようです。なので、これから秋に向けて涼しくなるにつれてえごまはグングンと育ちます。
さて、そこで、今回は「摘心(てきしん)」についてです。
摘心とは字の通り、葉の部分を摘むことを言います。
摘心を行うことで草丈を抑えるとともに、側枝を増やし、太く折れにくくなるだけでなく、種子が増える事が期待できます。
飛騨地方は寒冷地ということもあり8月下旬にも摘心を行いますが、他の地域では8月下旬には花芽が出ている可能性があるので、それを摘心してしまうと花穂が大きくならないとも言われているので注意が必要です。
※また、摘心の仕方ですが、これは経験則での事なので様々な考え方や意見がありますので、一つの方法としてという視点で見てください。
まず、目安として枝の8節目を摘心します。(下の写真は上から数えていて7節しかありませんが、下から数えて8節目です)
大体、8節目辺りで130センチぐらいの高さになっていると思います。
ここで摘心すると、高さは止まり、横に伸びていく理想的な成長になります。
写真だと少しわかりにくいですが、8節目の赤丸の部分を摘み取ります。
人間の目で見ながら行わなければならない作業だけに、えごま畑が広いとかなりの手間と時間がかかる作業なのです。
しかしここで手を抜くと、草丈が伸びすぎ、9月に来る台風の時期に倒れてしまう悲しい結果になります(T□T)
この時期はエゴマが育ち、地面は影になるので、雑草もあまり育ちせん。ここからは葉の病気と虫との闘いです。