えごまの栽培は大変という事は先日お話しました。
朝晩めっきり冷え込むようになった飛騨地方ですが、これから収穫の11月にかけて、台風の季節がやってきます。
台風により、枝が倒伏してしまうと、収穫量が減ってしまいます。根こそぎ倒れなければ収穫はできますが、収穫時の手間が増えてしまいます。
台風による倒伏を防ぐには、
(1)間引きをして、本枝を太くする。
(2)摘心によって徒長を抑える。
(3)縦の成長を抑える事により、横幅に育つように調整する。
というものがあります。
台風の時期に何かするのではなく、成長過程で台風対策を行うわけです。
(3)の横幅に育つ事で、地面に光が届きにくくなり、雑草が育ちにくくなる、台風時に隣同士で支え合う事で倒伏を防ぐという効果が期待できます。
本日、ちょうど台風が上陸しています。
飛騨地方は乗鞍などの高い山に囲まれているため、台風などの被害の状況が近隣の都市と違ったりします。
まず、無事に過ぎてくれる事をいのるばかりです。
去年、おととしは天候不良のため、飛騨地方のえごま収穫量はかなり少なかったです。
今年も天候は安定していませんが、収穫量が増えると嬉しいですね。