αリノレン酸(オメガ3)とは

えごま油は一日小さじ一杯
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αリノレン酸(あるふぁりのれんさん)は、人間が生きていくために必要不可欠な栄養素でありながら、人間の体内では作る事ができな必須脂肪酸です。

体内で作る事ができないので、必然的に食物から摂取する必要があります。

必須脂肪酸を摂取しないとどうなるの?

そうなんです、摂取する事が必須と言われているけど、足りない場合どうなるのかが知りたい所ですよね?

簡単に言うと、人間の身体で発生するさまざまな代謝過程で必須脂肪酸は消費されます。なので、必須脂肪酸が不足したり、摂取バランスが悪かったりすると体調を崩す原因になると言われています。

中でもαリノレン酸(オメガ3)は、脳の細胞膜をやわらかくして、情報伝達を速やかにする事に使用されます。脳に関連する代謝に密接に関係しているという事です。

現代病と言われる「うつ病」の増加や「キレやすい子供」「アルツハイマー病」などはオメガ3の不足が原因の一つと言われています。

テレビで最近話題の「痴ほう症の防止」も同じように脳の代謝に関連するものであり、αリノレン酸(オメガ3)が以下に人間として生活するために必要なものかと言うのが理解してもらえると思います。

αリノレン酸(オメガ3)の必要量はどれぐらい?

必須脂肪酸の必要量は「日本人の食事摂取基準(2005年版)」で成人では、ω-6系脂肪酸(リノール酸)は1日に7-12グラム以上、ω-3系脂肪酸(αリノレン酸)は、1日に2.0-2.9グラム以上とされています。
日本人の食事摂取基準(2010年版)では、ω-6脂肪酸について1日9g前後の摂取が適正で、摂取上限は総摂取エネルギーの10%(22-30g)です。

αリノレン酸の必要量は成人では1日に2g程度と言う事です。

逆に摂取上限は示されていないが男性においては前立腺がんの罹患リスクのためα-リノレン酸の過剰摂取は注意が必要とされているようです。
何事も「適切な量」と言う事が大事ということですね。

αリノレン酸の含有量が多い「えごま油」

必須脂肪酸でありながら体内で生成できないαリノレン酸(オメガ3)は信頼できる品質のものを効率よく摂取する事が大切です。
その中で「えごま油」はαリノレン酸の含有量の多い油として注目されているのです。

αリノレン酸の酸化について

αリノレン酸を多く含む油脂類は酸化しやすいのが難点です。

熱、光、空気が酸化原因なので、生産国や製造過程、そして家庭内での保存方法などに気を配る必要があります。
また摂取方法も大切です。加熱により高温になると酸素と反応して過酸化脂質となってしまうので、加熱せず納豆に混ぜたり、サラダのドレッシングとして摂取すると良いです。

えごま油を何のために摂取するかを意識する事が大切です。

えごま油は金額もさまざまで、安いものから高いものまで沢山あります。
しかし、ここで気にすべきは金額ではなく「何のために摂取するのか」を大切に考える必要があります。

・生産地が不明だけど安いからいいか。
・いつ作られたかわからないけど、エゴマ油ならどれも同じでしょ。
・毎日続けるならやっぱコストパフォーマンス考えるから安いもの
・やっぱり量が多い方がお得な感じするよね。
・国内産って書いてあるけど生産地不明?でもエゴマ油だから同じでしょ。

例えば、ファストフードなどの嗜好食は 健康じゃなくて、自分が食べたいと思うものを食べる事が目的です。
なので、産地が不明でも加工製品でも防腐剤がたっぷり含まれていても、中国のように腐った肉を使ったチキンナゲットでも、食べたいと思うものを食べるのなら自己責任の範疇であれば良いと思います。

食べたいと思うのも、美味しいと思うものを食べるのだから良いのです。
ファストフードやコンビニ弁当だって様々な危惧事項が情報として溢れていますが、美味しいから食べちゃいますよね。

でも、えごま油を健康目的で口に入れるのなら、上記の項目はすべてNGです。

だって目的が「健康になるため、健康を維持するための予防」ですから、生産地不明、いつ栽培されたのか、いつ加工されたのか不明のものは摂るべきではないです。

その根幹がぶれている時点で、摂取しない方が良い可能性だってあるのです。

例えば中国産などはすべてではないのでしょうが、食品偽装、農薬などの使用モラルなどが欠落している事は日々の報道で認識されていると思います。
また、量が多いものも考えものです。開封後は酸化が始まります。

量が多いと言う事は消費するのにも時間がかかると言う事です。
また、男性の場合は過剰摂取に関しても注意する必要があるとは先に記しました。

そうなると、開封後、適切な量を摂取しながらできるだけ早く使い切る事が大切です。薬ではないですが健康目的で食べているのですから、最低限の意識は必要だと思います。

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