韓国料理の代表といっても過言ではない『サムギョプサル』
韓国料理好きな人なら、韓国料理店に行った際必ず頼むでしょう。その時よくサンチュと一緒に出てくるのが、えごまの葉です。
えごまの葉は、韓国では多く食べられています。
えごまはシソ科に属していて、青しそとは同じ種類で形もよく似ています。
青シソと言えば、日本では刺身の付け合わせなどでも慣れ親しんでいる野菜です。そんな青シソと同科のえごまの葉ですが、日本では野菜として利用することが浸透しませんでした。それはえごまの葉の独特で強い香りのせいでもあるでしょう。
また、韓国では食物をえごまの葉に包んで食べると言う風習がありますが、韓国のえごまの葉の大きさを見ると、なるほどと納得してしてしまいます。
上の写真は日本のえごま葉と韓国のえごま葉を比べたものです。左の日本のえごま葉に比べ、韓国のえごま葉はかなりサイズが大きいです。これなら焼肉を包んで食べるのも納得できますよね。食文化の違いは素材からも見えてくる所があります。
このように朝鮮・韓国料理では、サンチュと同様にサムギョプサルなどの肉料理と一緒に食べることが多いだけでなく、キムチなどにも普通に利用されます。
生の葉のまま焼肉をくるんで食べる、キムチにして漬け込むなどの食し方は、熱を通さないのでαーリノレン酸の効果が十分に期待できるすばらしい食べ方でもあります。また、食中毒予防や、魚などを一緒に食べる際は生臭さを除去する効果もあるのです。
認知症予防やがん予防効果、抗癌作用にビタミンの補給など健康に良い効能がたくさんあり、なおかつ食中毒予防や魚の生臭さ除去の効果もあります。
ただ、栽培過程で、えごまの葉をあまり摂り過ぎると、実をつけなくなってしまうため、実を摂る栽培と葉を摂る栽培は別にする必要があります。そのため実を多く摂る日本では、えごまの葉の流通量が少ないのが実情です。
えごまの葉まで育てるのは比較的楽なので、自家栽培でえごま葉用のえごまを栽培するのも良いかもしれませんね。
えごまの葉がお好きな方は、自家栽培のえごまの葉で特有の香りを楽しみながら美味しいお肉やお刺身食べるのがツウな感じかもしれません(*^▽^*)