最近、「若年例認知症」と言われる、若い世代の認知症発症が増加傾向にあるそうです。
ここでいう若年層は、18歳から65歳までと幅広い年代を指していますが、お年寄りと言われる世代の認知症と大きく違うのは、症状の進むスピードが早い事です。
若年性認知症の症状
若年性認知症の発症要因としては、事故などによる頭部外傷や脳腫瘍などの直接的原因だけでなく、ストレスや生活環境の影響での発症もあり、その場合発症の根本的原因がわからない場合が多くあると言います。
初期症状として、判断力と記憶力の低下、不眠、めまい、今まで習慣的に行っていたことの順番が狂う(料理の手際や、仕事の段取りなど)などがあるので、今まで簡単にできていた事に時間がかかったり、考える時間が長くなったと感じたら要注意です。
また、このような日々の状況の変化は自分では気が付きにくいものだったりするので、家族や仕事の同僚などと普段から「若年性認知症」を話題として出し、お互いの行動について気にしてもらうようにすると良いかもしれません。
また、「自分は大丈夫」と気になる症状が出ているのをそのまま放置しておくと、それが若年性認知症だった場合、急激に症状が進行する危険があります。
今までとなんとなく違うと感じたときは、できるだけ早いうちに病院に受診するようにしましょう。特に年末で多忙なこの時期、何かにつけ自分の身体の不調などは後回しにしてしまいがちですが、年度末の仕事の忙しさに加え、忘年会などの行事も増えるこの時期こそ、ケアする気持ちをもつ必要があります。
認知症予防のための脳トレ
でも、できれば症状が出る前に予防したいものですよね。認知症予防に効果がある行動は「脳を使う(活性化させる)」です。
- パズル
その中で比較的に簡単にできて、一人でもできる脳のトレーニングが「パズル」です。どのようなパズルでも認知症予防としては効果があるといいますが、「数独」などの数字パズルは良いと言われています。 - カードゲームやボードゲーム
カードゲームやボードゲーム(麻雀、将棋、囲碁など含む)は相手の手の内を読んだり、読まれないように工夫をするための高度な認知機能を必要とするため、脳が活性化します。ただ、あまりに難易度の高いことは精神的ストレスになるだけでなく脳にも負担がかかるので、「楽しく遊ぶ」ことを明確にすることが必要です。 - 暗算をする。
認知症症状が出ると、細かい計算などが苦手になるためお札ばかり使うため、小銭がたまりやすくなると言います。普段から、買い物したときの会計は財布に小銭をためないようにお金の出し方を考えることを日常的に行うだけでトレーニングになります。
その他にも、他人とコミュニケーションを図るのも良いといいます。他人に気を遣ったり、人と会話をすることは脳に良い刺激を与えるといいますが、気を付けなければいけないのは、一方的に話してばかりで人の話を聞く耳を持たない人はコミュニケーションがとれているとは言えません。相手の気持ちがコミュニケーション能力を上げ、結果として認知症予防になるのです。
このように、日々の中で脳を活性化される行動はいろいろあります。スマフォのアプリにあるパズルゲームなどは手軽に出来て、空いた時間にできるので、良いと思います。
それと同時に、脳の神経細胞を活性化させる食材を毎日摂ることも、認知症予防としてオススメします。
脳神経細胞を活性化させと言われているのがα-リノレン酸です。このα-リノレン酸をたっぷり含んだ食材を食べて健康寿命を伸ばしましょう!!