毎日の食卓にかかせない油
リノール酸(n6系脂肪酸)を主成分とする油は、加工食品や外食産業などで多く使われています。
理由は「価格が安い」から
例えば、植物性マーガリン、ソフトマーガリン、植物性ショートニング、紅花油・大豆やコーンのサラダ油、サフラワー油、ひまわり油に含まれている油の主成分はリノール酸(n-6系脂肪酸)です。 当り前のように毎日の食卓で使っている油ばかりです。
そうなんです。私達は、まったく意識せずにリノール酸を大量に摂取しているんです。 毎日食卓で使うものって価格重視になるのは当然といえば当然なんですが・・・
でも、ちょっと待ってください!!
リノール酸系油の過剰摂取の弊害
大豆、ひまわり、コーン油の主成分「リノール酸(n6系脂肪酸)」を食べると、体内で次の成分に変化します。
■GLA(γリノレン酸)
■ARA(アラキドン酸)
リノール酸を摂りすぎると、体内がアラキドン酸で飽和されます。 それによりアラキドン酸由来のエイコサノイドが過剰に生成されやすくなります。
エイコサノイドが過剰に生成されると、多くの慢性炎症性疾患の悪化や発症率の増加の原因となると言われています。
また、さらには肺癌、乳癌、大腸癌、前立腺癌、膵臓癌などの欧米型癌発症率の増加を促すと言われています。
現代病として知られている癌、さまざまな要因があげられますが、その1つとしてリノール酸(n-6系脂肪酸)の摂り過ぎが考えられるのです。
えごま(あぶらえ)の主成分「αリノレン酸(アルファリノレン酸)」は、リノール酸の大量摂取による弊害を抑制する働きがあると言われています。
今の世の中、加工品や外食はしないなんて現実的に無理だと思います。
だから、「摂らないのではなく、摂ったら中和する」と思考変換して、共存することで健康維持を目指しましょう(*^▽^*)