えごま栽培:除草が大切な理由

えごまの収穫、雑草
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えごまの栽培は比較的つくりやすいと言われます。

その理由としては、やせ地でも育つ、土壌を選ばず冷涼地でも作れる、連作が可能などがあります。また、エゴマの葉からでる「ペリラケトン」という芳香物質をシカやイノシシ、猿などが嫌うため、食害にあわないというのもあります。

これらを考えると、たしかに作りやすいのですが、えごまの栽培は収穫からあとの作業がとても手間がかかります。

しかし、その前に手間のかかる作業があります。それが除草です。

除草は定植後の2~3週間の、えごまの苗がまだ小さい頃に、雑草が育つ前に行うのがベストです。ある程度、えごまが育ち、葉をつけると光が地面に届かなくなるので、雑草も育ちにくくなりますが、どうしても見落としてしまう場合があります。

そのまま雑草が育つと、大きくなって種をつけます。

えごまの収穫、雑草これをそのままにして、収穫すると、エゴマの種子に交じって、雑草の種が入ります。この雑草の種をより分けるのは大変労力がかかります。

収穫を鎌などを使った手作業で行う場合は、ある程度より分けてできますが、畑が大きくなると時間との勝負にもなるので、育った雑草をより分けないまま収穫してしまう場合もあります。

また、雑草が種をつけてしまうと、土壌にも種が落ちるので、来年の栽培への影響もでてしまうのです。

地道で手間のかかる仕事ですが、除草する事のメリットは大きいのです。

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