飛騨地方では「あぶらえ」と呼ぶエゴマ
エゴマは飛騨地方で「あぶらえ」と呼ばれ、昔から親しまれた欠かせない食材の一つです。
地元で栽培・収穫した飛騨産のエゴマ油や実を使って料理などに使っています。飛騨地方は健康寿命が長いといわれますが、エゴマのお陰かもしれませんね。
エゴマは、名前には「ゴマ」が入りますが、実は「シソ科」の植物であり、見た目もシソの葉とそっくりです。また、実はゴマよりも少し大きい粒で、プチプチとした食感があります。煎って使うところなどはゴマと一緒で、エゴマの実からエゴマ油が作られます。
美味しいエゴマの実
エゴマの実はとても美味しく、栄養があります。エゴマの栽培では、収穫するタイミングが難しいと言われますが、それは収穫が遅くなってしまうとエゴマの実が落ちてしまうだけでなく、エゴマの美味しさを知っている鳥たちに食べられてしまうからです。
エゴマの実を煎る
エゴマの実は煎ってから使います。生のエゴマを弱火で煎り、パチパチと音がしはじけてきたら火を止めます。薄く色づき、香ばしく良い香りがしてきたら完成です。もし市販のもので煎ったものを使う場合も一度軽く煎ると香りが引き立ちます。黒くなるまで煎ってしまうと風味も落ち、酸化してしまいますので気をつけます。
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エゴマの実からエゴマオイル
健康に良いとされ注目されている「エゴマ油」はエゴマの実から作られます。ダイエットに大敵の「油」ですが、エゴマ油には最近ダイエットをしている方の中でも話題の「αリノレン酸(アルファリノレン酸)」が豊富に含まれており、ダイエット中の食事にもおすすめです。
エゴマの実の食べ方
エゴマの実は基本的にゴマと同じように使えます。すり潰さず使えばプチプチとした食感が楽しめます。様々な食べ方がありますが、エゴマの実とエゴマ油を簡単に両方とれる食べ方として、「エゴマの実をご飯に混ぜ、韓国風にしょうゆ漬けをしたエゴマの葉で巻いたエゴマたっぷりおにぎり」や、「納豆にエゴマの実を入れエゴマ油をたらしたエゴマたっぷり納豆」などはいかがでしょうか。
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